現在、中国では政府がインターネット規制を行っていて、日本で使えるLINEのようなサービスを使えません。
ですがインターネット規制を回避する方法もあるので安心してください。
ネット検閲が厳しい中国でLINEを使う方法を紹介します。
中国でLINEを使えない理由
中国ではインターネット規制が厳しくLINE(ライン)は使えない状況となっています。
LINEだけではなく、金盾(グレートファイアーウォール)によって、日本でもお馴染みの以下のサービスへの接続が禁止されています。
- Yahoo!
- YouTube
- X(旧Twitter)
- LINE
- Gmail
- Dropbox
- Netflix
- ChatGPT
日本から中国に駐在する人や留学や旅行する人などは、LINEを使いたいという人も多いと思います。
現時点で中国でLINEを使う方法はいくつかありますが、中国でネットを使うならおすすめはVPNです。
中国でLINEが使える4つの方法
中国でLINEを使う現実的な3つの方法を紹介します。
滞在日数などでおすすめの方法は異なりますが、一番おすすめはVPNサービスを利用する方法です。
VPNサービス|中国駐在員などが利用する長期滞在者向けのサービス
VPN(Virtual Private Network)とは、仮想プライベートネットワークを意味しています。
インターネット上に仮想の専用線を作り、通信の安全性を確保する仕組みです。
この仕組みを利用することで、インターネット規制が厳しい中国でもLINEなどのインターネット通信ができるようになります。
中国で使えるおすすめVPNでも紹介していますが、全てのVPNが中国で使えるわけではないので注意してください。
無料VPNや有料でも一部のVPNは中国のファイアウォール規制に引っかかっていて、インターネットに接続することができません。
常軌で紹介したのは有料のVPNですが、返金保証があるサービスがあるのでLINEに接続できなくても保証期間内なら返金してもらえます。
おすすめはコチラで紹介しているので参考にしてください。
海外WiFiルーター|中国への短期旅行者におすすめ
海外旅行などで使う人も多い海外WiFiルーターは、中国でLINEを使うのにおすすめの方法の1つです。
ただし、全ての海外WiFiルーターが中国で利用可能ではありません。
インターネット規制が厳しい中国でも利用できる海外WiFiルーターを選ぶことが重要です。
契約前に中国でLINEが利用かなど、事前に確認することをおすすめします。
中国へ行ってからでは契約が難しいので、旅行前に契約することをおすすめします。
中国で利用者が多く、LINEも使えるという口コミがあるおすすめはコチラになります。
海外(国際)ローミング|日本のスマホを使いたい短期滞在者向け
海外ローミングを利用すると、旅行先でもLINEなどを利用することができます。
海外ローミングは日本で契約しているキャリア(ドコモやソフトバンクなど)を経由して、旅行先の回線を使ってインターネット通信を行う仕組みになります。
WiFiルーターを持ち運んだり、SIMカードの差し替えが必要ないので便利な方法です。
ただし海外ローミングには注意点があり、高額請求をされるリスクがあります。
現在はローミングの定額プランなどがあるので、契約しているキャリアのプランを確認すれば高額請求は避けられます。
海外ローミングは、通信速度が遅いや、パケット不足などの口コミもあったので契約前にしっかりと確認しておきましょう。
外資系のホテルWi-Fi
外資系のホテルで稀にVPNが繋がっているWI-Fiがあることがありました。
ですが最近はこういったホテルも少ないという情報があるので、旅行などで利用を考えているなら事前に確認をしたほうが良いかもしれません。
【長期滞在者向け】中国でLINEを使うならVPNがおすすめ
中国の駐在員の方や留学などの長期滞在で、LINEなどインターネットを利用するのにおすすめなのがVPNです。
コスパを考えると月額費用も安いので、長期で利用している中国在住の日本時も多いです。
現在、中国での接続に成功しているVPNをピックアップしました。
ExpressVPN

月額料金 | 8.32ドル/12ヶ月 9.99ドル/6カ月 12.95ドル/1カ月 |
接続デバイス数 | 5台 |
サーバー設置数 | 94ヵ国3000台以上 |
サポート | メール・チャット |
お試し期間 | 30日間返金保証 |
公式サイト | ExpressVPN |
ExpressVPNは、VPNサービスで高速通信が売りのVPNです。
規制の厳しい中国でも使えるように、日々アップデートを行っているのが特徴です。
セキュリティや通信速度を優先するなら、ExpressVPNがおすすめです。
30日間返金保証のキャンペーンを行っているので、まずは1カ月ほど接続状況を試してみるのがおすすめです。
日本語のサポートも以前より質が高くなっているので、中国でVPNを使うならおすすめのサービスです。
Millen VPN

月額料金 | 396円/月(2年プラン) 594円/月(1年プラン) 1,496円/月(1カ月プラン) |
接続デバイス数 | 10台 |
サーバー設置数 | 47ヵ国1300台以上 |
サポート | メール・チャット |
お試し期間 | 30日間返金保証 |
公式サイト | Millen VPN |
MillenVPNは日本の企業が運営しているVPNサービスで、中国でLINEやGoogleが使えるので利用者が増えています。
公式サイトでもアナウンスがありましたが、OpenConnectという方式を使ったサービスを無料開始して中国で接続できる対応をしています。
セキュリティや通信速度も安定していますし、日本語サポートがあるので安心して利用できます。
30日間返金保証があるので、もし中国で接続できない場合でもキャンセル返金することが可能です。
スイカVPN

月額料金 | 998円/月(1カ月プラン) 953円/月(3ヶ月プラン) 899円/月(6カ月プラン) 853円/月(1年プラン) 799円/月(2年プラン) |
接続デバイス数 | 47台 |
サーバー設置数 | 世界45都市 |
サポート | メール |
お試し期間 | 30日間無料 |
公式サイト | スイカVPN |
日本企業が運営しているVPNサービスで、中国での実績がある人気のVPNサービスです。
お試し期間が30日間あるので、中国で試してみて接続できなかったら解約も可能です。
スイカVPNは申込時に利用期間無料延長の特典があるので、以下のプロモーションコードを入力してください。
プロモーションコード: 9S6EP-1P0TE
UCSS

年額料金 | 108.00ドル~/12ヶ月 36.00ドル~/3カ月 |
接続デバイス数 | 3台 |
サーバー設置数 | 16ヵ国以上 |
サポート | メール |
お試し期間 | なし |
公式サイト | UCSS |
UCSSはVPNサービスではありませんが、中国在住の日本人で利用者が多いので併せて紹介します。
Shadowsocks専用プロバイダーで、通信規制が厳しい中国でもインターネット接続が安定しているのが特徴です。
サポートは日本語ではないことと、通信量で料金が変わるのがデメリットです。
接続に関しては安定しているので、サブとして使っている人も多いです。
【短期旅行向け】中国でLINEが使える海外WiFiルーター
海外(国際)WiFiルーターは種類が多く選ぶのが大変で、特にインターネット規制が厳しい中国では注意が必要です。
チャイナデータ

チャイナデータはその名の通り、通信規制の厳しい中国でインターネットやSNSが自由に利用できる海外WiFiルーターです。
プランは2種類あり、どちらも高速4G LTE・3G対応となっています。
プラン | |
---|---|
モバイルバッテリー無料 チャイナDATA無制限 | 890円/日 |
チャイナDATA 700MBプラン | 760円/日 |
モバイルバッテリー無料 チャイナDATA無制限プランなら、長時間バッテリー搭載+データ容量無制限なのでコスパが高いです。
申込~返却も簡単なので、お店に行く手間などもありません。
WEBから申込できます。
ご自宅と空港受取を選べます。
自宅の場合は出発の前々日か前日に届きます。
空港受取はJALエービーシーカウンターか郵便局で受取可能です。
同梱の返信用封筒で郵便ポストへ投函するだけです。
返却が確認できたら、確認メールが届きます。
海外WiFiルーターの場合、紛失や破損などのリスクもありますが、チャイナデータは安心の補償プランもあります。
安心補償 | 料金 |
---|---|
STANDARD100プラス | 550円/日 |
GOLD100プラス | 770円/日 |
BASIC80プラス | 500円/日 |
LIGHT50プラス | 400円/日 |
中国全土に対応しているようなので、中国への短期旅行で海外WiFiルーターを使いたい人にお勧めです。
今なら往復送料無料キャンペーンも実施しています。
jetfi

jetfiは全世界で使える海外WiFiルーターで、中国でも利用できるプランがあります。
プラン | |
---|---|
“中国プレミアム”プラン | 762円/日 |
jetfiのプランは種類があるのですが、中国プレミアムプランに関しては500MBプランのみになります。
公式サイトに500MBプランでできることが記載されていたので参考にしてください。

利用の流れは簡単で、先ほど説明したチャイナデータとほぼ同じ流れになります。
WEBから申込できます。
ご自宅とコンビニ、空港受取などを選べます。
郵便ポストへ投函するだけです。
その他に海外旅行保険セットや電話かけ放題などのオプションもあります。
最短1日からでも利用可能なので、短期旅行者にもおすすめです。
グローバルWiFi

世界30カ国以上の通信会社と連携している海外WiFiルーターのレンタルサービスで、中国でも利用可能です。
プラン | |
---|---|
4G(高速)プラン | 970円/日 |
無制限プラン | 1,870円~ |
グローバルWiFiは、エリアごとに通信速度やデータ容量を選択することができます。
「かんたん料金シミュレーター」もあるので、どのくらいの金額になるかすぐにわかります。
WEBから申込できます。決済はクレジットカードかコンビニ払いになります。
空港/国内カウンター、ロッカー受取、現地受取などから選択できます。
空港/国内カウンターや返却BOXで返却可能です。
宅配便も対応しています。
グローバルWiFiは、24時間365日のサポートがあるので、なにか困った時でも安心です。
中国でLINEみたいなアプリはある?
LINEが使えない中国では、どんなアプリを使って連絡を取っているのか現地の日本人に確認しました。
人気のSNSアプリはWeChatで、利用していない人はいないと言われるほど人気が高いアプリです。
メッセージの送受信だけでなく、オンラインショッピング、支払い、送金、タクシーの予約、チケット予約、税金の申請など、多くの機能を使うことができます。
中国在住の日本人の多くも、基本的に本土ではWeChatを使っているようです。
まとめ
中国でLINEを使うなら、滞在期間や利用頻度などを考慮してVPNか海外WiFiルーターを使うのがおすすめです。
短期の旅行などであれば、海外WiFiルーターの「チャイナデータ」を使うのがおすすめです。
長期の滞在であればVPNがおすすめで、特にExpressVPN、MillenVPNやスイカVPNは日本企業が運営しているので安心です。
VPNは中国渡航前に、日本でインストールしておきましょう。
最悪繋がらないケースもあるので、2つ契約しておくことをおすすめします(問題がなければ返金保証などで解約すれば良いからです)。